洋裁学校の隆盛 展示風景01

洋裁学校の隆盛 展示風景02

洋裁学校の隆盛

 戦後の洋裁学校は、多くの若い女性たちの洋裁技術習得の場であった。洋裁に関わる職業人となる手段として、また自らや家族の洋服を調達する手段として、あるいは、結婚前のたしなみとしてなど、様々な目的をもって多くの生徒が洋裁学校で学んでいた。このような洋裁学校の教育が、戦後の洋裁文化の基盤形成に大きく貢献している。
 今回の展示では学校法人大丸クリエーターズアカデミー・ディーズファッション専門学校(以下、ディーズファッション専門学校と略称する)から洋裁学校関連資料をお借りしており、戦後間もない時期の洋裁学校の状況を紹介する。
 ディーズファッション専門学校は、百貨店大丸を母体として、昭和24(1949)年に開校された大丸ドレスメーカー女学院がその前身である。昭和28年に大丸がクリスチャン・ディオールと独占契約を結んだことから、それに関係した資料を所蔵されており、パリのオートクチュールの技術が教育に導入されていた様子がわかる。これらの資料は、いまもなお魅力を放つと同時に、京都の洋裁教育の様子を物語る極めて貴重な資料である。